2018.07.12

社会人の勉強術

時間を有効活用

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スキマ時間を見つける

人生の1/3を仕事時間に費やしているといわれる社会人。「仕事と家の往復の毎日だ」と、勉強時間の捻出に苦労する人も少なくありません。自由な時間が限られている社会人が効率よく勉強するためには、スキマ時間を活用することが大事です。
まずおすすめしたいのは、現在の生活スケジュールを振り返ること。スキマ時間の有無を把握するために、起床後から就寝まで1日の流れを円グラフなどで示してみましょう。「食後からお風呂沸かすまでに1時間くらいダラダラしてる」など、ここの時間無駄かもというスキマ時間が見えてくるはずです。もしもスキマ時間が見つからないのであれば、この機会に生活習慣を見直してみてもいいでしょう。
社会人の勉強時間は、試験前や受験前の頃のように1日何時間も確保する必要はありません。30分でも15分でもいいので、なるべく毎日続けるということが大事です。ただし、注意したいのは勉強のために睡眠時間をカットしないということ。勉強の効率を上げるために、脳や心身の十分な休息は必要不可欠です。
睡眠不足が続けば、集中力や記憶力、意欲、論理的思考能力などが低下してしまう原因になります。理想的な睡眠時間は人によって異なりますので、「自分は最低何時間寝ないと次の日に影響が出るというのを知り、その睡眠時間は確保できるようにしましょう。
ちなみに、勉強に良いとされる時間帯は起床後と就寝前です。起床後は復習におすすめで、就寝前は暗記におすすめと言われています。前日の夜に新しい勉強を行い、翌日の朝に復習をするなど、タイムマネジメントしながら上手に勉強法も使い分けてみましょう。

場所にこだわらない

いざ「勉強する!」と決意したとき、「イスと机が必要」など、環境にこだわる人がいます。しかし、環境にこだわらないというのも覚えておきたい勉強術の1つです。家でしかできないと思い込まずに、職場の休憩室や図書室、カフェ、公園のベンチ、お風呂の中など、参考書やスマホを見れる環境であれば、どこでも勉強は可能です。
ただし、自分が集中できる環境を知ることは大切です。自分ひとりの空間じゃないと集中できない、多少ざわざわしていないと集中できないなど、集中できる環境というのは人それぞれ。集中できない環境で無理に勉強をしてもはかどりませんので、柔軟に場所を変えつつ集中できる場所を見つけてみましょう。
また、物理的な環境だけでなく、心理的な環境を整えるのも重要なことです。家族と一緒に住んでいる場合は、資格を取得しようと思っていること、そのために勉強時間を確保したいこと、家で勉強することもあるなどを事前に伝えておきます。そうすることで、家族からの理解を得られサポートも受けられるでしょう。

ゴールを決める

何かあったときに勉強をドロップアウトしないためにも、明確なゴールを決めておくことはとても大切なことです。ゴールなく勉強を進めても、身が入らなかったり長続きしなかったりしますので、最初の段階でゴールを設定するようにしましょう。
資格取得を目指しているのであれば、試験日をゴールと定め、そこから逆算して計画を立てていきます。例えば、半年後が試験日であれば、勉強に必要なテキストを6等分し、月にこのくらい勉強してゴールを目指すというのを決めましょう。月のペースがつかめれば、1週間、1日のノルマも算出できます。
ただし、あまりにタイトなノルマを設定することは避けたほうが無難です。急な残業や飲み会、出張などで、想定していた時間の確保が難しい日があるのも考えられます。数日想定通りに勉強できない日があったとしても、数週間で帳尻を合わせられるくらいゆとりを持って設定しておくようにしましょう。

自分に合った勉強法を試す

過去問をひたすら解く、テキストや参考書を読み大事なところをノートに書く、何度も反復して勉強する、声に出して読む…など、勉強方法にはさまざまな種類があります。勉強し慣れている人は自分なりの方法が定着しているかもしれませんが、久しぶりに勉強するという人は自分に合う勉強法を調べてもいいかもしれません。
例えば、7回読み勉強法。1~3回はさらっと流し読みをし、だいたいの全体像を頭に入れます。4~5回目あたりでは細かい部分の意味までわかるようになり、理解度が8割までのびるそうです。最後の7回目になれば見出しを見ただけで内容を思い出せるようになります。
次は青ペン書きなぐり勉強法。その名のとおり、青いペンを使ってノートに大事なところや覚えたいところをひたすら書きなぐるという方法です。「キレイにわかりやすくまとめる」ということはせず、隙間なく書きなぐることが大切です。青色には、集中力を高めストレスを軽減してくれる効果があります。
ペンはインクの減りが見てわかるものを選びましょう。インクが少なくなっていくことで、これだけ勉強をしているんだと達成感を得られることにもつながります。
最後は、ポモドーロ・テクニックです。ポモドーロ・テクニックは、「25分作業をして5分休憩する」というサイクルを繰り返す時間管理術のことを指します。人の脳は疲れやすく、集中力はあまり長く続きません。作業(勉強)時間と休憩時間を分割し、休憩をこまめに挟むことで集中力や生産性の維持につながるのです。
短い時間でも効率よく勉強できるよう、ぜひこれらの方法を試してみてください。

やる気が出なくなったら・・・

積み重ねが大事な勉強。やらなきゃいけないのはわかっていても、なかなかエンジンがかからない日ってありますよね。やる気アップのための方法をいくつか紹介します。
【勉強を始めた理由を振り返る】
資格を取得して希望の職種に転職する、いまの職場で資格手当をもらう…など、なぜ勉強を始めたのか理由を思い出してみましょう。そして勉強をしたあとに得られるメリットにも目を向けることで、モチベーションを維持することができます。
【仲間を見つける】
図書館やカフェなどに行けば、同じように勉強している人がいます。ほかにもがんばっている人がいればいい刺激になるでしょう。
【とにかくやってみる】
なかなかやる気が出ないときに難しいかもしれないのですが、とにかくやってみるということがやる気を出すコツの1つ。作業興奮といって、やり始めることで脳が刺激され実際にやる気が出てきます。
【片鼻呼吸法】
ヨガの呼吸法の1つです。右手親指で右の鼻を押さえ、左の鼻で5秒くらいかけて息を吸います。次に右手人差し指で左の鼻を押さえ、右の鼻で息を5秒より長めに吐きます。そのまま右の鼻で息を吸い、右手親指で右の鼻を押さえ左の鼻から息を吐きます。これを繰り返すことで頭がスッキリし、勉強の効率アップにつながります。吸うよりも吐くほうに時間をかけることがポイントです。自律神経を整えることから、睡眠の質を上げることも期待できます。

自分へのご褒美を用意する

週のノルマをクリアした、過去問で◯点以上取ったなど、要所要所で達成した自分へのご褒美を用意するのも1つの方法です。子どものやる気を起こす方法でもありますが、大人でも十分に効果が得られます。 ご褒美を用意しておくことで、やる気ホルモンである脳内物質「ドーパミン」が放出されますので、やる気のない状態から脱出できる可能性があります。
映画を見に行く、スイーツを食べる、恋人と会う、欲しかった服を買うなど、ご褒美の内容については自分で好きに決めて大丈夫です。
ただし、漫画を読む、ゲームをする、SNSをチェックするなどはだらだらと時間が長くなってしまいがちになる行動なので、なるべく控えたほうがいいでしょう。旅行などの、勉強時間を大幅にカットしなくてはいけないような褒美タイムも避けたほうが無難です。
また、こまめにご褒美を与えるのも考えもの。頻繁にご褒美タイムが発生していては、それが当たり前のことになってしまい、「ご褒美」とはならなくなるためです。上手にアメを与えつつ、やる気のアップ・モチベーションの維持を目指しましょう。

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