2018.07.27

しっかりした施設で働こう

見極めるポイントとは

LINEで送る
Pocket

より良い施設を選ぶ

介護業界で活躍していくためには、なによりもしっかりとした施設を選び、そこで働くことが重要です。素人の事業者が多くブラックな施設が多いというイメージを持っている人も多いようですが、実際のところは一部のそのような悪質なものを除いてほとんどの施設は熱意と誇りをもって介護サービスを提供しています。そのなかでもより良い施設を選ぶために知っておきたいポイントを見ていきましょう。

リスクマネジメント

介護職というのは、一つのミスが高齢者の命に係る可能性のある責任ある仕事です。施設内でインフルエンザや食中毒などが流行すると、多くの高齢者が命の危機にさらされる可能性もあります。また、地震などの災害時も迅速に避難ができなければ多くの死傷者が出てしまいます。
こういったリスクは働く従業員にとっても同じことで、例えば無理のかかる姿勢で介助を行えば自分の体が壊れてしまいますし、感染症にも自分がかかってしまうかもしれません。災害に備えた避難訓練や感染症発生時のフローなど、状況別にリスクマネジメントをしっかり行っているかどうかが、しっかりした施設かどうかを見極めるポイントです。

努力がちゃんと認められるか

専門職種にあたるため、年功序列で給与が上がっていくというよりは資格を取得して能力に見合った給与を得るというイメージを持っておきましょう。しかし、せっかく努力して上位資格を取得したのに給与が上がらず、希望する業務に就くことができないといったことになると、仕事を続けていく気にはなりません。質の悪い施設の場合、資格手当がほとんどなかったり、役職に就いたとしても責任だけが大きくなり給与には反映されないといったケースがあります。こういった施設は一部の人間のみが利益を不当に得ているような施設ですので、しっかり努力が報われるような仕組みが整えられている施設を探しましょう。

成長できる環境

仕事を続けていくうえでなによりも重要なのは、成長し続けられる環境があるかどうかです。介護サービスの実績やノウハウが蓄積されているか、各機関との連携はしっかりとれているか、研修制度や資格取得のサポート制度が用意されているか、といった点はこれから介護業界へ挑戦する人にとっては特に重要な部分となるでしょう。従業員のキャリアをバックアップしてくれる施設かどうかで、今後の人生にも大きな影響を与えることになります。入職時の給与など、その時点の条件だけではなく、それより先の自分のキャリアを想像しつつ、理想を実現できそうな施設を選びましょう。

資格取得を目指すあなたへおすすめ記事!

特集トピックス 入門資格「初任者研修」 入門資格「初任者研修」