2018.08.10

国家資格「介護福祉士」

この資格を目指そう

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直接介護の最上位資格

介護福祉士は数ある介護資格の中でも唯一の国家資格であり、そのため取得することで様々なメリットを得ることができます。介護福祉士は社会福祉士及び介護福祉法によって定められた国家資格であり、直接介護を行う介護職の最上位にあたる資格となります。直接介護とは食事や排せつなどの介助に限らず、利用者やその家族に対して介護技術の指導や助言を行うことも含まれます。そして、福祉サービスが利用者に対して適切に提供されるように、関係者と連携をとる必要があります。そのための環境整備を行う能力もこの資格には求められます。
以前までは実務経験3年以上であれば試験を受けることができましたが、平成28年度からは一部のケースを除き実務者研修の修了が必要となっています。以前よりも資格取得の難易度は上がったと言えますが、逆に言えばそれだけ価値のある資格であるということです。介護福祉士の資格があれば、介護業界における転職が非常に有利になることは間違いありません。

取得することで得られる様々なメリット

介護福祉士を取得することで給与や待遇面で大きなメリットがあります。資格手当が発生するため、通常の介護職員よりも多くの給与を得ることができます。また、2017年12月に政府は勤続10年を超える介護福祉士に対して月平均で8万円ほどの賃上げに踏み切る方針を定めました。このことから、今後介護業界で働いていくことを考えた場合には介護福祉士の取得が必須と言えるでしょう。さらにキャリアの面でも有利に働きます。介護福祉士の資格があればサービス提供責任者や生活相談員など事業所に配置が必須となる重要な役職に任命させる可能性も大幅に上がるでしょう。管理職になることでより良い待遇を期待することができます。
そして、次のステップとしてケアマネージャーを目指すことが可能となります。以前はある程度の実務経験があればホームヘルパー2級でも受験資格が得られていたのですが、現在では介護福祉士などの国家資格の保有、あるいは生活相談員の相談援助業務などの経験が必要になりました。さらなる高みを目指すためにも、介護福祉士は重要な資格となります。

信念をもって働ける

国家資格のため、介護福祉士と名乗れるのはこの資格を持っている人だけです。いわゆる名称独占と呼ばれる資格です。この資格を持つことで、介護のプロとして高い意識をもって働き続けることができます。「国家資格を持つ介護のプロ」として周りから認められることで、信念と誇りをもって働くことができます。

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