2018.07.09

初任者研修の上位資格「実務者研修」

初任者研修の次はコレ

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どのような資格か

介護業界にはいくつかの資格があり、資格取得の重要性は年々高まっています。転職活動においても資格の有無は重要な選考基準の一つになりますので、積極的な資格取得の姿勢が必要です。現在、国家資格である介護福祉士を取得するためには実務者研修の取得が義務化されています。初任者研修の上位資格でもあるこの実務者研修について詳しく見ていきましょう。

初任者研修と介護福祉士の間

実務者研修は、介護職としての基礎的な知識やスキルを証明する初任者研修の上位資格として、さらに幅広く実践的な技術や知識を証明するための資格です。初任者研修が以前はホームヘルパー2級と呼ばれていたのと同じように、実務者研修も以前はホームヘルパー1級と呼ばれていました。そして平成28年度から、国家資格である介護福祉士試験を受けるためには、実務経験3年以上に加えて実務者研修の資格が必須になったのです。

資格取得に関して

初任者研修の上位資格になりますが、初任者研修を保有していない人でも受講することは可能です。しかし、初任者研修の保有者とは受講資格が異なるので、事前にしっかり確認しておきましょう。そして実務者研修は初任者研修とは違い、試験の実施が義務付けられていません。試験の有無は受講しているスクールによって異なります。試験がある場合、その内容はほとんどが受講した内容を確認するためのものですので、しっかり授業を受けていれば問題ありませんし、落ちても改めて試験を受けることができます。試験を実施していないスクールの場合は、用意されているカリキュラムをすべて受講することで修了となります。

取得したほうが良い理由

まず、実務者研修を受けたほうが良い理由として挙げられるのは、先述の通り介護福祉士試験を受けるために必須であるという点です。介護業界で働くにあたって一つの目標となる介護福祉士になるためにも、必ず取得しておきましょう。次に、実務者研修を取得しているとサービス提供責任者として働くことができるという点も見逃せません。ケアマネージャーとの調整役やホームヘルパーの派遣先マネジメントなど、介護現場で重要な役割を担うサービス提供責任者は、通常のホームヘルパーよりも待遇が良いケースも多いため、ステップアップを目指すのであれば取得しておいて損はありません。
そして、たん吸引や胃ろうといった経管栄養の知識を学ぶことができます。原則として医師や看護師のみに認められる医療ケアですが、実務者研修を取得したのちに指定事業所での研修を受けることで処置が可能になります。より高度な介護ケアを提供したいと考える人は、ぜひ取得しておきたい資格です。

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